ブランド洋食器が高騰、中国でブーム到来か!?

ウエッジウッドやロイヤルコペンハーゲンといったブランド食器の中古価格が今年に入り高騰している。中には当時の定価を超えるものも出てきていると言う。価格高騰の背景には中国でのブームが大きく影響しているようだ。食器の動向について紹介する。

食器は「洋食器」と「和食器」に分けられる。価格が高騰しているのは、ウエッジウッドやロイヤルコペンハーゲン、マイセン、バカラといったブランドの洋食器だ。

茶道具や古美術品などを扱う古物市場「神栄会」を運営する日興堂(兵庫県神戸市)では、今年2月頃からブランド洋食器の値段が高騰、出品が増えている。洋食器だけで約300ロットが出品されており、中国人や日本のバイヤーら20人が競り合っている。

当時の定価を超える値段が付くことも珍しくない。マイセンのアラビアンナイトシリーズのカップとソーサーのセットは、2016年当時の中古市場で80万円程度で取引されていた。それが今では150万円程度に跳ね上がっていると言う。また、バカラのロックグラスは定価5000円が、以前は2000円程の相場価格だったが、今では6000円と定価を超える値に上昇している。