環境と人を考えたビジネスを拡大し続ける、兄弟で営む古着屋とは

「世の中にとって、良い仕事をしたい」

本日お話をお伺いしたのは、BETTER CALL BROSKIの樋口智彦さんです。

ファッション業界での経験が豊富なご兄弟2人で運営されています。

これまでに培った経験を活かして、2021年に宅配買取専門店を立ち上げられました。

商材については約8割が洋服で、残りがバッグや靴の小物類になります。

買取方法は宅配買取のみで、店舗は構えていません。

販売方法は自社サイトでの販売や既存のECサイトに出店、またメルカリやヤフオクを活用されています。

またビンテージシティというNEVERが運営されている古着専門のECサイトにて、販売を強化しています。

古着屋を始められた経緯は何ですか?

東京都出身で、弟は元々大手リユース会社にて2年間勤務していました。

その後都内の古着店にて、8年間働いていた経験があります。

店長である私は、2013年に株式会社ストライプインターナショナルに入社しました。

その後セレクトショップで6年間勤務し、6年間の内の4年間を店長として渋谷路面店などで勤務しました。

そんな中アパレル業界に入った経緯は、大学生時代は就職氷河期だったので就職活動期に何社かアパレル受けたのですが全部落ちてしまいました。

その後酒屋の営業に新卒で入り研修で配達などを行っていたのですが、音楽や映画、服などの文化があるものが好きだったので転職を決意しました。

転職した外資系ラグジュアリーブランドでは販売のスキルを上げるために、40歳までにマネージャーになる目標を持って経験を積んでいました。

ですがその時に同じくアパレル業界に勤務していた弟と話し合った結果、唯一無二の古着屋を作りたいと思い2020年に開業を決心しました。

古着屋を始められて良かった部分はどのようなところですか?

やはり古着屋を経営している際の良い部分は、自分たちの好きなことを自由に行うことができる部分ですね。

大きい会社の場合マニュアルに沿った経営もしくは営業しか行えないので、お客様の要望に合わせるのは難しい環境です。

ですが自分達の好きなように行えることで、お客様の要望に沿った仕事をできるのはとても嬉しいです。

またリユースビジネスの拡大やインバウンド需要の拡大も起こっていることから、日本で大切に使われてきた物を広めていけるのも良い部分です。

逆に古着屋を経営されている上での困難な部分はどのようなところですか?

現在は宅配買取のみで経営を行なっていることから店舗は持っていない状況なので、集客の工夫は必要となっています。

集客におけるホームページでの見せ方については、知り合いや元々いたお店の社長などからノウハウを教えてもらっています。

また今後は、SEOなどにも力を入れていこうと考えています。

宅配買取のみですとオンライン上での認知のみになってしまうので、今後はオフラインでのポップアップなどを行い、お客様に対して直に訴求出来るような場を設けていきたいです。

今後の展望について教えてください

現在は国内のみでの販売ですが、今後はebay等を活用して海外に販路を拡大していきたいと考えています。

我々がアパレル業界出身ということもあって、その知見を活かして今までにないブランド古着の店舗を出店しようと思っています。

また、認知度やブランド力を高めるためにwebに関して強化していきたいと考えています。

web戦略でまずは地域で一番の宅配買取専門店になり、その後は都内そして全国へ施策を行っていけたらと思っています。

未来の話ですが今の事業が軌道に乗った後にはリユース業の垣根を超えて、動物愛護等などの社会活動にも取り組んでみたいと思いますね。

加えて、環境に良い取り組みも積極的にやっていきたいです。

ビジョンやミッションは何かありますか?

小さいことから少しづつ、始めていこうと思っています。

リユース業界という環境に良い仕事をしていることから、同じように環境に良いことを行いたいと思っています。

またどうせ仕事をするなら、良いことがしたいです。

例えば買取しても汚れていて販売できない洋服などは、古着deワクチンなどの3000円で袋を買って服や靴などの不要なものを入れてそのまま送ると、東南アジアなどのワクチン接種募金になる団体などに寄付しています。

古着での東南アジアへのワクチン接種募金が気になる方はこちら

また弟が飼っている猫の写真でT-シャツを作って、保護猫の団体に寄付しています。

保護猫への寄付のためのT-シャツが気になる方はこちら

自分がいたアパレル業界は安い生地で大量に服を生産して、セール時などに大量に売って売れ残った服は破棄する業界です。

このようなことからアパレル業界は、世界2位の環境汚染産業として世界的に有名です。

そんな中アパレル会社としても売上が立っている会社はいち早くSDGsなどの動きが早かったので、始めました。

貴社の展望などはありますか?

会社を大きくしようとは思ってはいませんが、かっこいいことはしたいと思っています。

また自分の価値観として仕事はお金ではないと思っているので、周りの方含め家族全員守れればいいと思って経営しています。

このように自分の好きなことをして、好きな人を守り続けたいです。

このようにお金ではない価値のある仕事を続けていれば、唯一無二のお店ができると思っています。

どんな人材を求めていますか?

創業して間もないということで、現状は兄弟二人で運営を行っています。

バイヤーをしていた弟がメインに買取を行っています。

会社の立ち上げ期なのですぐに人を採用するということは考えていませんが、専門的な強みを持っているバイヤーさんは将来的に採用したいと考えています。

具体的には、インポートブランドに強い方や高級時計に関して知見がある方々ですかね。

将来的に店舗を持つことを構想しているので、その際には多くの方の力が必要になると思いますので、お力添えしていただけるとうれしいです。

お客様に納得してもらえる唯一無二のブランド古着店として、業績と知名度ともに今後も飛躍して参りますので、よろしくお願い致します。

会社概要

屋号 Better Call Broski
ベターコールブロスキ
電話番号 070-8398-3768
設立 2021年5月
代表 樋口智彦
事業内容 国内外のブランド衣料、バッグの買取、及び販売
許可証 東京都公安委員会許可証 第304372118762号
ホームページ https://www.bettercallbroski.com/

1 個のコメント