ものが簡単に捨てられる時代だからこそ、大切にしたいもの

株式会社 羽久
株式会社 ヴァンベール
取締役本部長 遠藤義彦

1981年12月10日生まれ、茨城県出身。
大学卒業後はそのまま東京に在住し、都内の広告業界の営業職に就く。
その後、営業先の1社だった株式会社 羽久の企業理念に感銘を受け、2009年に転職を決意。2019年に取締役員に就任し、現在に至る。

貴社の現状のビジネスについて教えてください

 弊社は、明治22年に日本橋で小間物問屋として創業しました。現在は、古着のリサイクル事業で15店舗展開しています。
 
 私達の主軸商品は、他の古着店さんではなかなか扱いたがらない、いわゆる “ノンブランドの普段着”です。販売する業者さんがいなければ、一般的にゴミとして処分されてしまうそれらの衣類を、105円、315円といった低価格で、必要とされる方へとお届けするのが弊社の役目です。

 そのため、店頭での買取においても、本来ならば買取が難しい商品も商品としての再利用が見込めるものであれば、極力買い取らせて頂くスタンスを取っています。

 『不要な人と、必要な人を繋ぐ、衣類の仲人のような存在でありたい』 。私達はそのように考え、日々営業をさせて頂いております。

今後の展望について教えてください

 新型コロナウイルス感染症の影響による、各ご家庭の収入減や、巣ごもり中の断捨離などが起因してか、洋服の買取需要はより一層高まっているのを感じます。

 また、さまざまな物価が高騰していく中で、弊社の価格帯の衣類がさらに必要とされている事も実感しております。

 まだまだ厳しい状況下ではございますが、より多くの地域で、1人でも多くの方に弊社のサービスをお届けできるよう、今後も新規出店を視野に入れながら経営を続けて参りたいと考えています。

どんな人材を求めていますか?

 弊社では、商品の知識や経験よりも『ものを大事にする気持ちがある』人材を求めています。そのため、採用においては、その方の熱意や内面的な要素を重視しています。

 現代は、ものが簡単に買うことができ、簡単に捨てる事ができてしまう時代です。そんな時代においても「リサイクルの必要性」を共有できる方であれば、きっと私達と同じビジョンを描いていけると思っています。

 今後は、店舗の拡大も考えているのでご興味を持っていただけましたら、ぜひご連絡をください。

古着屋・リサイクルショップ
たんぽぽハウス・ヴァンベール

http://www.haneq.co.jp